第221回 TOEIC公開テスト 感想

日曜日にTOEICを受けてきました。受験された皆様、お疲れさまでした。

「俺の知ってるTOEICと違う」って感じのゲロ難フォームを受けてきました。

それもそのはず、聞いた話によると、僕が受けたスマホをいじる男性の写真がPart1の1問目のフォームは、日韓統一フォームだったそうです。

標準的な難易度だったのは、Part4とPart6くらいのものでした。

今回のフォームを難しく感じた理由を考えると、以下のような要因が思い浮かびます。

[L全体]
・ナレーターが多い
森鉄さんいわく、8人もいたそうです。中にはまだまだ公開テストのナレーターとしては訓練の足りない人もいたとのこと。

・ナレーションスピードが速い
ナレーション情報が多い(スクリプトが長い)です。L試験時間45分は変えられません。すると、当然、ナレーションスピードが上がります。僕はこれにやられてしまい、99~100問目を塗り絵し、間違えました。オーストラリア人男性が読み上げたセットで、99問目の根拠を追っていたら、ナレーションが終わっちゃいました。Part4でもう一問間違いなくミスっているので、最低でも3ミスとなります。

[R全体]
・正解根拠の照合作業が大変
主にPart7の話ですが、ストレートに解けるごくわずかな基本問題が、実は壮大な引っかけ問題なんじゃないかと疑ってしまうくらいには、正解根拠の仕込み方がどれもこれもひねくれてました。

以下、Part毎の所感です。

・Part1
名詞の意味理解の正確さを問いながら、受け身の進行形の聞き分けが出来るか問う設問が6問目に出ました。僕には写真に写っていたものは小高い山に見えましたが、あれはhillでよいのですね。英語では、林も森もforestですので、hillが指す意味は僕の感覚とは異なるということなのでしょう。

ちなみに僕にとってのhill(丘)のイメージは、Windows98あたりの初期デスクトップみたいな、なだらかな起伏の地形か、ナメック星のような隆起した地形です。

・Part2
応答を聞いた瞬間に、シーンが思い浮かばない設問が幾つか。

A: あ、電車来た。
B: 一郎に知らせよう。

A: 10部刷ったよ
B: 二郎も加わったからね。

A: ねえ、それのレビュー見た?
B: じゃ、他のを観ようか。

といった感じです。言外のコンテストを正しく補うことができないと、正解が正解だと感じ取れません。

一番最後に挙げた例を英語に直すとこんな感じです。

A: Did you see the review?
B: Let's go and see something else.

で、この応答を聞いた後のHBKの脳内処理はこんな感じです。全体で10秒くらい掛かってます。

「うわ~、よくわかんない設問だ、やばい」

「え、reviewをされるものってなに?」

「seeするものってなんだ?」

「ひょっとして、、、映画かなんかか!?」

「なるほど、観る映画を選ぶ会話をしているのなら、この応答の流れは自然。
よし、じゃあこの選択肢が正解ってことでいいや。」

こんなふうに、次の設問を解きながら、「さっきの設問は一体どういう場面の応答だったのだろうか」と反芻しながら解くことになります。脳内補完のスピードが大事です。もたつくとリズムが崩壊して悲惨な結末が待っています。

・Part3
ここ一年の三代目の公開テストを受験するなかではほぼ出会う事のなかった、「相手の話を遮って別の登場人物が話しだすセット」が出ました。この新傾向、人知れず消滅したのかと思っていました。べつに聞き取りの妨げになるほどのトラップではありませんが、突然仕掛けられるとやはり焦ります。引き続き新傾向の一つとして留意しておかねばならないと思います。

・Part4
標準的な難易度だったと思いますが、今回は油断してここで3問も落としてしまいました。最後の最後まで気を抜いてはならないという、大事な教訓を得ました。あと、僕の認識ではかなり意味の強いものと考えていた、とある単語が、かなり柔らかい意味合いで使われていました。

・Part5
公開テストではあまり見かけたことのなかった、やや難の語彙(英検準一級レベル)が正解となる設問が幾つかありました。一級レベルは無し。分詞構文や、基本動詞の語法の理解を問うものなど、全体的にやや難で骨太な内容でした。

・Part6
総じて標準的でしたが、文挿入問題はどれもやや難だったと思います。

・Part7
13分くらい余らせ200問目まで解答、その後、R100問全て見直ししたにもかかわらず、2ミスしたらしいです。SPはそれほどでもなかったですが、DPからMPまでがとんでもなく難しかったです。

いつも以上に巧妙に正解根拠が隠されていたり(巧妙すぎて一問見抜けなかった)、英語力というより発想力を問うような設問もありました。何度も選択肢と本文の根拠と思われる箇所を往復しながら解くことを余儀なくされました。言い換え問題も非常に難易度が高かったです。

L96/R97くらいがボーダーじゃないと、990は出ません。多分980か985でしょう。残念ながら力不足でした。

ところで、難易度や僕の出来とかとは関係無しに、今回受けたフォームは、語彙の理解の正しさと深さがcritically importantだったなぁと思いました。ここが甘いと、ボロボロ間違える作りでした。今回みたいなフォームに立ち向かえるようになるには、英英辞典で勉強しないと多分ダメです。

早速、気になった単語を辞書(Oxford)で調べてみました。矢印の横のコメントは、調べたときの僕の感想です。

hill: a naturally raised area of land, not as high or craggy as a mountain
→not craggyなら、ナメック星のあの隆起した地形はhillではないという事になる。

see: be a spectator of (a film, game, or other entertainment)
→seeする対象は、映画・ゲーム・エンターテイメント。

caution=advice *シソーラス
→cautionよりもadviceの方が意味が柔らかくて、差があるように感じるけど、パラフレーズ可能な距離感。

fund: a sum of money saved or made available for a particular purpose
→fundには、公共性の高い事業への資金調達や投資などの大規模なものだけでなく、個人の研修費用などを工面するレベルも含まれる。

prospect: the possibility or likelihood of some future event occurring
→未来の具体的な「出来事」の可能性を対象とする語である。

clear: give official approval or authorization
→多義語であり、意外な意味を持っている。

land: succeed in obtaining or achieving(something desirable), especially in the face of competition
→多義語であり、意外な意味を持っている。

調べてみると、本来よりも意味を広く捉えていたり、狭く捉えていたり、多数ある意味の一部しか知らなかったりと、いかに自分の認識が不正確か、よく分かります。

TOEICが、「あんたこのままじゃアカンよ」と教えてくれたかのようです。先日の受験は、とても勉強になりました。

TOEIC神社Annex3

TOEIC公開テストが翌日に迫りました。

皆様の成功を願いTOEIC神社Annexを建立します。

以下のテンプレを使って参拝ください。

テンプレ
--------------------------------------
お名前:
最高スコア:
目標スコア:
ひとこと:
--------------------------------------

当神社は5次団体くらいの零細神社です。
プラス5点のご利益くらいしかありません。

本家であるTEX大社への参拝も、お願い申し上げます。こちらのご利益は絶大です。

では、明日も目標目指して良い汗をかきましょう。

015 toeic-jinjya

TOEIC AWARD OF EXCELLENCEについて

TOEICが2017年から表彰制度を開始しました。

TOEIC AWARD OF EXCELLENCEといいます。

[概要]
受賞条件: 各年の対象期間内に、以下スコアを満たすこと。
L&R: 800以上 *但し、その内訳がL: 375以上、R: 425以上であること。
S: 160以上
W: 170以上

今年度の受賞者: 256人
特典: 受賞者限定イベント招待

こんな感じのものです。受賞者には、割としっかりした表彰状が届きます。


この制度について少し考えてみます。

まず、難易度について。

L: 375以上 やや易しい
R: 425以上 難しい
S: 160以上 難しい
W: 170以上 やや難しい

上記は単に僕個人の印象ですが、多くの日本人TOEIC学習者に当てはまると思います。IIBCのウェブサイトの統計を調べてみると、もっと踏み込んだことが言えるかもしれません。

大々的には、TOEIC L&R800点以上(全受験者の上位4%)という数字が広まっていると推測します。

このうち、受賞条件の一つになっている、R425以上というのが、なかなか曲者です。L&Rで900を超える高スコアを有していても、R425以上を取れていない受験者は、結構います。「L&R800点以上且つR425以上」という条件で考えると、対象が上位4%をかなり下回るものと思われます。IIBCは、この条件での対象者の比率を示していません。そこにどのような意図があるのか。

TOEIC L&R800以上という設定は、それにしても絶妙だと思います。

先のような仕掛けはあるものの、ただL&R800とだけ言われると、聞き手が抱く第一印象は、「900じゃなくて800なの?」だし、まったく手が届かないスコア帯とも感じられません。少なくとも、ライフスタイルを長期に渡って英語学習中心にせずとも、英語やTOEICに人生を捧げずとも、充分到達し得るレベルです。

また、L&Rで800を超えると、「S&Wも腕試しに頑張ってみようかな」と思いはじめる受験者が、少なからずいるはずです。そこに来てのこの表彰制度。そのような熱意溢れる受験者層の、強い後押しになることは間違いありません。

と、こんなふうに憶測を進めていくと、結局この表彰制度自体、S&Wの壮大なプロモーション活動なんじゃないかと思えてきます。L&Rで既に条件を達成している学習者、あるいはL&Rの条件達成までもう少しという学習者の前に、ニンジンのようにこの表彰制度をぶら下げて、より多くの学習者をS&W受験に誘導したい…。そういう隠れた意図があるのかもと、ちょっぴり邪推してしまいます。S&W、全然流行っていないですから。

とはいえ、TOEICの世界をさらに楽しんだり、実力アップしたりするよい切っ掛けになり得ることは、紛れもない事実。

TOEIC AWARD OF EXCELLENCEが、TOEICの更なる発展に繋がれば、IIBCの思惑がどうであれ、僕は嬉しいです。

GRITとTOEICマニアのメンタリズム

花田塾チャリティーセミナーで俎上に上がった、"GRIT"という言葉を題した、「GRIT」という本を読んでいます。
Grit: The Power of Passion and Perseverance
Angela-Duckworth著

GRITとは、以下の単語の頭文字。カッコ内は僕の適当な意訳です。

Guts(根性)
Recilience(立ち直りの早さ)
Initiative(行動力)
Tenacity(粘り強さ)

要するに、なにごとかを成すために必要な要素です。
何かを成したいとお考えの方は、これらが大事だそうです。詳細は本を手に取りご高覧ください。

GRITそのものとは直接関係ありませんが、途中のチャプターに、なんとも含蓄深い記述があり、TOEICマニアの精神性にも通じるところがありましたので、記事にしようと思いました。

これらの記述です。
"For beginner, novelty is anything that hasn't been encountered before. For the expert, novelty is nuance."
"The old in the new is what claims the attention."
"The old with a slight new turn."

これらの文の文脈上の脈絡を簡単に説明します。

同著いわく…
何かを成すには、不断の努力と、興味関心の持続が必要となります。何かをはじめたとき、最初は刺激的な面白さがありますし、真新しさを感じます。しかし、壁にぶつかると、急速に関心を失って、これは本当はやりたいことではなかったんだという思いに駆られ、別の新しいことに手を出してしまい、結局大成しない、という結果に陥りがちです。

よって、楽しさや興味の対象は、何かに取り組む初期段階と、ある程度そのことに通暁し始めた段階とでは、質的に変化してこなければならない、といった説明がなされます。そこで、上記のような文がぽつぽつと登場してきます。

さて、このような文脈を踏まえた上で、先述のフレーズを意訳し、更にTOEICマニアの精神性に引きつけて解釈してみますと、以下のようになるかと思います。

"For beginner, novelty is anything that hasn't been encountered before. For the expert, novelty is nuance."
→初心者にとって、真新しさ(≒刺激)というのは、まだ出会ったことのない何かである。一方、熟練者にとってのそれは、ニュアンスである。

"The old in the new is what claims the attention."
→定番の中に、ちらりと見える新しさこそが、(熟練者の)関心に強烈に訴えるものなのだ。

"The old with a slight new turn."
→僅かに新たな姿形を伴った、定番。

TOEICの公開テストは、TOEICマニアにとって、「定番の中に見える新しさや刺激」を求める場に他なりません。毎回の公開テストでは、必ずといって良いほど「お~っ、すげぇ!」、「これは味がある!」といった感嘆を禁じ得ない設問が登場します。しかもそれらは得てして手ごわく、高得点をたたき出すマニアであってもしくじることもしばしば。僕もまだまだ半端物で、毎回このような設問にやられ続けています。

このスリリングな体験が、TOEICマニアを、さらなる公開テスト受験へ駆り立てます。

"You'll need to find a way to enjoy the nuances that only a true aficionado can appreciate."
まことのマニアのみぞ感じ取れる、微妙なニュアンスに喜びを覚えられるようになるべし。(それが、達人への道である。)

果たしてこのようなTOEIC的体験が、同著が掲げるような崇高なる何かを成すことへの道に繋がっているかどうかは分かりませんが、志の高いTOEIC学習者であれば、うまく活かすことが出来るものと思います。

チャリティーセミナー解答例 TOEIC結果

昨日の花田塾チャリティーセミナーの解答例を投稿いたします。

問題1
質問A
①Peter Harvey
②カフェ、レストランのオーナー
③カフェ、レストラン

質問B
①カフェの話
②Timの身の上話、経歴
③まとめ(補足情報、カフェのお勧めをしてしめくくり)

質問C
-[3]-

問題2
質問A
①政治関連
②Online (edition)
③Resume, 二年間のジャーナリスト経験

質問B
①Ohio Timesの話
②採用条件の話
③業務内容の話
④まとめ(補足情報、応募方法の連絡)

質問C
-[3]-

以上はあくまで解答例です。他にも正解と言える解答はあります。
ご了承くださいませ。

さて、本日はTOEIC公開テストの結果発表でした。

結果は、980点でした(L495/R485)。

990か980のどちらかだと思っていましたが、悪い方向に目が出てしまいました。実力不足だったと素直に思います。
5月は、気合を入れて臨みます。
プロフィール

HeadbuttK

Author:HeadbuttK
(略称:HBK)
崖っぷち会社員。

TOEICマニアです。
TOEIC990点を28回取得。

一応英検1級も取得。

謎団体「チーム寺子屋」所属

twitterでも同じHNで頻繁にTOEIC絡みの事を呟いてますので同志の方は何卒フォローをば。

☆TOEIC戦績☆
---昔---
01回:710(345/365)
02回:825(450/375) IP
03回:870(480/390)
04回:800(415/385)
05回:890(450/440)
---2011年---
06回:915(480/435)
07回:960(495/465)
08回:950(485/465)
---2012年---
09回:955(495/460)
10回:970(490/480)
11回:970(495/475)
12回:975(495/480)
13回:960(495/465)
14回:985(495/490)
15回:990(素点97/98)
16回:990(素点98/99)
17回:985(495/490)
---2013年---
18回:985(495/490)
19回:960(495/465)
20回:985(495/490)
21回:970(495/475)
22回:985(495/490)
23回:990(全問正解!)
24回:955(495/460)
25回:980(495/485)
26回:970(495/475)
27回:975(485/490)
---2014年---
28回:985(495/490)
29回:990(素点98/100)
30回:990(素点98/100)
31回:985(490/495)
32回:990(素点99/99)
33回:990(素点98/100)
34回:985(495/490)
35回:980(490/490) IP
36回:990(素点98/100?)
37回:990(素点99/99) IP
38回:990(素点99/100?)
---2015年---
39回:990(素点98/100?)
40回:990(素点98/99?)
41回:985(490/495)
42回:990(素点98/99) IP
43回:985(495/490)
44回:980(495/485)
45回:990(素点100/99?)
46回:990(素点99/98?)
47回:985(495/490)
48回:990(素点98/100?)
49回:990(素点100/99?)
---2016年---
50回:990(素点99/99?)
51回:990(AM全100%)
52回:990(AM全100%)
以上、2代目TOEICとの戦績
以下、3代目TOEICとの戦績
53回:990(素点99/97?)
54回:985(495/490)
55回:990(未検証)
56回:980(495/485)
57回:990(素点99/99?)
58回:990(素点95/97?)
59回:980(495/485)
---2017年---
60回:990(素点97/96?)
61回:980(495/485)
62回:980(495/485)
63回:990(素点99/98?)
64回:990(素点97/96?)
65回:990
66回:申込済
67回:申込済

☆英検1級戦績☆
6勝4敗4分
CSE2.0(戦闘力)2831
凡例:HBK得点/合格最低点
   1次   2次
01回:077/79|1次敗退
02回:071/81|1次敗退
03回:080/78|071/60
04回:072/81|1次敗退
05回:084/78|054/60
06回:092/78|081/60
07回:088/78|敵前逃亡
08回:087/80|066/60
09回:075/77|1次敗退
10回:093/83|064/60
11回:093/82|052/60
以下、CSE2.0導入後戦績
合格最低スコア(一律)↓
1次:2028 2次:602
   1次  2次  計
12回:2195|636|2831
13回:2190|584|2774
14回:2192|602|2794

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