分詞構文の盲点について

かなり高得点のスコア層の受験者でも、
Part5の分詞構文の問題で間違える事があります。
私も模試で間違えますので人の事は言えませんが…

そういうわけで、分詞構文の盲点について書きます。

早速例文を出します。
出典は学研刊 村瀬亨著「Top Grade難関大突破英語長文問題精選」の
問題編3(11頁)の英文(の一部)

Unaided, humans can't dive much more than 3 meters down….

分詞構文になっているのは、カンマより前の部分です。

構文の成り立ちを確かめるために、
分詞構文を使わず、元の形に復元してみます。

humans以下は帰結的文脈のように見えるので、
従属節はIfなどを置いて条件節とすればよさそうです。
主語は主節と従属節で一致するのでhumansです。

以下の説明をご覧になる前に、宜しければ試しに復元作業をやってみて下さい。

復元例1)
If humans unaided, humans can't dive much more than 3 meters down….

まず、この復元文はNGです。
このような復元をしてしまった方は、要注意です。

「分詞構文は接続詞と主語が省略され、動詞が分詞化した形である」
という覚え方をしていると、脳内で上記のような復元をしてしまいがちです。
Unaidedは「補助を受けていない」という意味の分詞形容詞ですから、
これでは従属節に述語動詞が存在しない事になってしまいます。

分詞構文において分詞形容詞が冒頭に来ている場合、
必ずbe動詞が分詞化したものが「省略」されています。

この「省略」に関する知識が抜け落ちているケースが割と多い印象です。
そして、TOEIC学習者が分詞構文を「何となくよく分からんもの」と
感じてしまう原因は大部分ここにあるように感じます。

この文章、適切に復元すると、例えばこのようなります。

復元例2)
If humans are unaided, humans can't dive much more then 3 meters down….
(もしヒトが補助を受けていない状態なら、ヒトはたった3mすら潜れないだろう)

さらにこの文章を、先ほどの
「接続詞と主語が省略され、動詞が分詞化した形」というルールで
分詞構文に戻すと、このようなります。

復元例3)
Being unaided, humans can't dive much more than 3 meters down….

最初の例文では、この冒頭の現在分詞Beingが省略されていたわけです。

なお、時系列的に主節よりも従属節の方が前の場合は、
beingの部分はhaving beenとなりますが、
このhaving beenもまるごと省略可能です。

例)
Since HBK Corporation was understaffed last year, HBK Corporation[it] is currently planning to hire more workers.

Having been understaffed last year, HBK Corporation is currently planning to hire more workers.

Understaffed last year, HBK Corporation is currently planning to hire more workers.
(去年は人員不足だったで、HBK社は現在ワーカーを雇おうとしている)

TOEIC的な設問にするなら、こんな感じでしょうか?
------- last year, HBK Corporation is currently planning to hire more workers.
(A) Understaffed
(B) To be understaffed
(C) Being understaffed
(D) Understaffing

正解は(A)です。

TOEIC Part5を解くうえで、ご参考になれば幸いです。
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プロフィール

HeadbuttK

Author:HeadbuttK
(略称:HBK)
崖っぷち会社員。

TOEICマニアです。
TOEIC990点を29回取得。

一応英検1級も取得。

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twitterでも同じHNで頻繁にTOEIC絡みの事を呟いてますので同志の方は何卒フォローをば。

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66回:990(素点100/99?)
67回:申込済
68回:申込済

☆英検1級戦績☆
6勝4敗4分
CSE2.0(戦闘力)2831
凡例:HBK得点/合格最低点
   1次   2次
01回:077/79|1次敗退
02回:071/81|1次敗退
03回:080/78|071/60
04回:072/81|1次敗退
05回:084/78|054/60
06回:092/78|081/60
07回:088/78|敵前逃亡
08回:087/80|066/60
09回:075/77|1次敗退
10回:093/83|064/60
11回:093/82|052/60
以下、CSE2.0導入後戦績
合格最低スコア(一律)↓
1次:2028 2次:602
   1次  2次  計
12回:2195|636|2831
13回:2190|584|2774
14回:2192|602|2794
15回:1次受験済

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