TOEIC990点の取り方について

私はTOEIC990点の取り方について意識していることがあります。

Twitterでも呟いてはおりますが、
それは「再現性がある取り方をする」ということです。

990点は、取ってしまえば終わりです。

それは初体験(ヘンな意味じゃないですよ)みたいなもんで、
経験してしまえば、そこでそれまでの自分とは
何かが変わってしまうわけです。
言い方を換えれば「私はこうしてTOEIC990点を取った」という
その人なりの道のりがそこで完成する事になります。

私はそこに独自性を持ち込みたくないです。

独自性のある事をした人ほど、それを殊更に語りたがります。

でもそれは受け手にとって刺激にはなれど
そうそう他人が再現できるものではないわけで
ただの憧れのレベルに終始する事がしばしばです。

例えば、1日に3回はTOEICの模試200問を通しで解いていたとか
留学中にひたすら現地人と交流の場を持ったとか
日本にいながら、ネイティブしかいない環境下に飛び込んで鍛えたとか
難しい英文雑誌をひたすら読み込んで英語を叩き込んだとか
そういうのがあると思いますが、正直真似しろってのが無理ですよね。
現実的な指標とはなりません。

私もそんな事は出来ませんでした。

人並み以上にTOEICの問題を解いている自覚はありますが、
日々明けても暮れてもTOEICの問題を解けるほどのパワーはありません。
私は世間の出来事に自分でも驚くほど興味が無いので、
英文雑誌など継続的に読む気が起きません。
シャイな性格ですから、外国人さんと話すのは今でも非常に抵抗があります。
シャイなので留学経験もありません。成功が期待できませんので。
因みに英語系学部卒でもありません(大学で英語は第二外国語でした)。

また、私は元から英語が出来たわけでもありません。

9歳のころから某大手英会話学校のジュニア教室に
通ってはいたものの、今にして思えば、あれはお遊び同然でした。
そのせいか、中学1年生の頃、英語の語順の理屈がわからず早々に挫折し
悔し泣きしながらテキストを真っ二つに引き裂こうとしたところを
家族に止められたことがありましたし、
高校3年生の時の河合塾模試の英語の偏差値は40そこそこでした。

それでも、985点までTOEICのスコアは伸びました。
(あまりこういう事は言いたくありませんが、
990点も、いずれポロっと取れるでしょう)

その道のりには、振り返ってみても
特殊な要素は(無いとは言いませんが)殆どありません。
誰でも国内で買える教材をベースに、机上で独り寂しく学んできました。
ですから、自分の今の英語力は、何か特異なものや、
外部からの働きかけで形成されたものではありません。
強いて言うなら、英語を興味の対象として
見続けられた出来た事くらいです。

だからこそ、私は誰かに自分の道のりを
相手にとっての夢ではなく、比較的現実的なレポートとして
語ることが出来ると思います。

990点まであと5点ですが、私は猛勉強はしませんし
ユニークな学習スタイルを導入する気もありません。
なぜなら、それをしたらこれまでの凡庸な道のりが否定されるからです。
私は「普通の人が普通に勉強して普通のまま990点を取った人」に
なってみたいのです。

スーパーマンは私達に夢を与えますが、
スーパーマンになる術を教えてはくれません。
私は「こんな奴でもTOEIC990点を取れるのか」という
ある種の安堵感を与えたいです。

「ひねくれている」と思う方もあるかも知れませんが、
私は990点が取れるまで、程よいペースで頑張りたいと思います。

990点を取ったら、死ぬまで一生懸命英語を勉強して、
ネイティブレベルを目指します。その道のりでは、
ひょっとしたら私は尋常ではない事をするかも知れません。
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アーティクル問題について

私はTOEICパート7のアーティクル(英文記事)問題だけは、
本文を読み切ってから問題を解いた方が良いと思っています。

アーティクル問題にはストーリー性があるからです。
そして、時系列・場所・人間関係・立場…色々なものが
これでもかと織り交ぜられるのもアーティクル問題の特徴です。

例えば
「AさんがBという町のCという大学の理工学部の化学科に在籍していたが
Dという町にある法科大学院に進んだ。
そこで経済学部卒のEさんと知り合い、最終的に法曹界へは行かず
Fという貿易会社の共同設立者となった。」

…なんて文章がずらーっと書き連ねられるわけです。

上記のようなストーリーに対し、設問では
「AはEと知り合ったとき、どこに住んでいたと推測できるか」とか、

「Eの得意でない可能性の最も高い分野はどれか」
(A)貿易
(B)経済
(C)法律
(D)化学 とか聞いてくるわけです。

結局上記のストーリーのほとんどを把握していないと、
きっとこれら設問の正解は導きだせないと思います。

図表問題や、内容スカスカな英文などは、
頭から読んでいく必要はなく、設問を先に見て
問われているポイントを把握したうえで、
解答根拠をスキャニングする読み方の方が効率が良いです。

しかし、アーティクル問題では、その方法を採ると
思わぬトラップに引っかかります。そもそも文章の密度が違うので
ストーリーが分かっていないと要領よく解答根拠を探せないでしょう。

おまけに、アーティクル問題は170問目以降の、受験生が一番疲れていて
焦っているタイミングでしばしば出てきます。2連発の時もあります。

前にも書きましたが、焦って英文を読むと、
余程読解そのものか、TOEICの英文に慣れした人でない限り
頭に内容が全く入って来なくなります。

ストーリーもへったくれもない図表や、就職口への自薦メール等の
比較的パターン化した文章ならまだしも、
何が繰り広げられるか分からないアーティクル問題を焦って拾い読みしても、
多分あまり良い結果に繋がらないと思います。

逆にアーティクル問題は、読み切ってしまえば、
設問が5問あろうと一気に解答することとて不可能ではありません。
展開が頭に入っていると、内容が記憶に残りやすいからです。
歴史の勉強と似ているかもしれません。

そういうわけで、アーティクル問題は
落ち着いて頭から読んでいくことをお勧めします。

それが難しいのであれば、ハナからアーティクル問題は諦めて
他の問題の塗り絵を少なくした方が良いかも知れません。

第174回 公開テスト感想

本日TOEIC公開テストを受験された皆様、大変お疲れ様でした。

私は今回はメジャーフォーム、4IIC25でした。

今回は、TOEICに戦略的に挑み、960点を取った回から
ちょうど一年になりますので、ヤル気充分、
リサイクル問題がきら星のように輝いて見えました。

今回は15分あまり。見直しもばっちりですので、
恐らくマークミスの類での失点はありません。

リスニングはパート2の40問目以外は不安な問題が殆どなく
495点を取れたと思います。

パート2で、
Q:「なぜ緑の紙に印刷するのだ?」
A:「白がなくなったからさ」
なんていう間抜けな問答があったり、

パート3では
スーパーで搬入口がふさがれているから車をどかしてくれ
その間の買い物中の荷物は預かります
なんていう、これまたちょっと間抜けな放送があったり
なんか面白かったです。


リーディングにも現時点で認識しているミスはありません。
無論数問不安な問題はありますが、TBRで明らかになる事でしょう。

パート7のDPの中で、
車のリペアサービスに関する広告の一番下にちょこっと書いてある
注意書きをヒントにする問題が、
いかにもなクロスリファレンス問題だなぁと感激しました。

本日も990点の望みを抱きながら視聴できそうです。

I strongly hope that any mistakes won't come out in the upcoming TBR, but I do really look forward to it!!

haveが描いた二重トラップ

haveは非常に汎用性の高い単語として有名です。
文脈に依存して様々な意味になります。

一冊丸々haveだけに着目した参考書も昔はありました。

そんなhaveに昨日私ははめられました。

某TOEIC模試のパート7を解いていたとき、
「従業員詰所には病院などの緊急連絡先を掲示(post)しておくこと」といった
従業員規則が幾つか列挙された文が出てきました。

で、設問の中のひとつに
「従業員が持っていなくてはならない(should have)ものは何か?」
というものがありました。

早速選択肢を見ていきましたが、ピンとくるものがありません。

まだまだ先に問題が控えているし
時間がなくなってはいけないので、釈然としない思いを抱きながら
「施設の鍵」という選択肢を仮でマークして先へ進み
そのまま模試を終了してしまったのですが、結局間違えました。

この問題、正解の選択肢は、
「緊急連絡先情報」だったのです。

いやいや、緊急連絡先は「掲示されるべき」ということが
言われているだけで、従業員が「所持すべき」ものであるとは、
本文中のどこにも書かれていないではないかと私は思いました。

でも、そうではないのです。

私のミスは、設問のhaveを「手に持っている」などの
物理的なニュアンスとして捉えてしまったことです。

haveは「頭の中に情報をキープしておくこと」
という意味にもなり得ます。

言い方を換えると、この設問のhaveの意味は、
厳密にはhold(手で持つ)ではなく
remember/keep in mind(覚えておく)だったわけです。
haveはオールラウンダーです。

ところでTOEICでは、「飛躍のない範囲での推測」が
必要となる場合があります。

この問題もその一種です。
「緊急連絡先が詰所に掲示されるべし」ということが
規則として挙げられているのならば、
従業員はそれをきちんと認識して覚えているはず
ということが無理なく推測できるわけです。

この問題、私は最初悪問だと思いました。

しかし、
①TOEICならではの推測の働かせる事と
②haveを柔軟に解釈する事が出来れば、
決して解けない問題ではなかったと今は思っています。
二つのぼやかし要素があるため、難問だとも思いますが。

繰り返しますが、TOEICには
正解選択肢と本文の回答根拠との間に距離があり、
正解選択肢を選ぶのに読み手の論理的な推測を
必要とする設問が含まれております。

昨日の私がそうしたように、
設問の意味のとりちがえによるミスもよくあるので要注意です。

明日の公開テストでは、こういったTOEICの手強さに
ハメられないように気を付けましょう。

2012年9月 TOEIC公開テスト結果

先月のTOEIC公開テストの結果が出ましたので報告です。
ベストスコアを更新された皆様、本当におめでとうございます。
望むスコアを出せなかった皆様、次回に期待しましょう!

無念のリンク
2012年9月 TOEIC公開テスト結果

とうとうこのスコアが出てしまいました。

990点を取ろうと目指すとき、受験者は
①900点前半~970点台から一気に990点まで駆け上がれる人と
②985点を取ったっきり、下手すりゃ年単位であと5点が埋まらない人の
大きく二つに分かれます。私は、後者になる種を作ってしまいました。

あ~ぁ…

985点て想像以上に悔しいですね!!
このスコアを取って喜ぶ人っていないんじゃないでしょうか。

今週末も全力で挑むほかありません。

久々の大破綻

今日は一日中TOEIC漬けでした。

TOEICは私の心の栄養ですので、全く問題ありません。

今日のしめくくりとして
加藤優著「全問正解する新TOEIC TEST990点対策」の
巻末にある模試を解いてみましたが、
L73/R65という、多分これまで私が経験したTOEIC模試全ての中で
最悪の結果を出してしまいました。

原因は、いつもどおりの感覚で解けないところから生ずる焦りに尽きます。

私のTOEICの学習法は、ある意味では
「TOEIC公開テストでかろうじて990点(付近)を出せるレベル」を
ひたすら追い求める省エネスタイルになってしまってるので、
その領域を少しでも逸脱するタフな内容には滅法弱いのでしょう。

私は公式問題にだけ強いのです。
良く言えば本番に強い。悪く言えば能力に汎用性がない。

いま逸脱と書きましたが、この本に収録されている模試が
ピントのずれた問題ばかりを含んでいるということを
申し上げたいのではありません。
この模試は非常にチャレンジングですが、
あくまでそのキャラクターをTOEICの外延の内に置くものです。

ただし、TOEICで出題されうる最高水準の難問が
ほぼ200問に渡って連続しているのです。
実際の公開テストではたった数問しか含まれない難問が
200問に万遍なくちりばめられています。実にしんどい。

これらを完璧につぶせるようになってはじめて、
200問全問正解による完全無欠の990点満点が
確かなものとなってくるんでしょうね。

まぁ、全問正解は厳しいにしろ、本当にしっかりした英語力のある人なら、
たとえこの高負荷の模試であってもLR共に初見で85問くらい正解するでしょう。
いや、しなければならないと思います。

私の英語力…いやTOEIC力すら、叩けば容易く倒れる
ドリフの張りぼてレベルに過ぎないということです。

久々にTOEIC模試で痛い目を見ました。

本番のスコアに還元できるようみっちり頑張ります。
明日のスコア結果など関係ありません。

TSAの仕掛けた鍵を暴く

If the TSA security officer was unable to open your bag for inspection because it was locked, the officer may have been forced to break the locks on your bag.

上記英文はTSAという米国当局が、飛行機搭乗者の預け荷物を
抜き取り(アットランダムで、全数ではない)で開けて
手作業での荷物検査を行った旨を、荷物の所有者に知らせる文章の抜粋です。

上記英文を含むslip(紙切れ)が、検査を受けた搭乗者全員の
預け荷物の中に差し込まれます。

9.11を経験した国ですから、きっととりわけセキュリティが厳しいのです。
先日米国から帰国した際、私の預け荷物の中にも
このスリップが入っていましたので、この検査を受けた事になります。
何もやましいものは入っていないので、いいんですけどネ。

…いきなり何だとお感じの方に、
この文章を引き合いに出した経緯を説明します。

実は、このスリップを先日開催したTOEIC勉強会の講義の中で利用しました。
そこで、上記の文章のIf節の中の動詞が
なぜ過去形になっているのか物議を醸しました。

Ifが導く従属節は、ふつう「時と条件を表す副詞節」
もしくは「仮定法」と相場が決まっていますが、
上記の文章はどちらにあたるのかという点で意見が割れた次第です。

本記事では、これに関する再検討を行います。※やや長いです。

私は、このIf節は時と条件を表す副詞節であるが
If節にひもついているBecauseが導く従属節との時制の一致が図られた為に
このIf節のbe動詞がwasになったという解釈をしています。

勉強会でもそう申しました。そして今もそれは変わりません。

まわりくどい婉曲表現は書きません。真相究明の為に
他のご意見を尊重しつつもストレートに書きます旨
悪しからずご了承ください。

仮定法派の方の主張の論拠は以下です。

O氏のブログ内、当該文章に言及する記事に寄せられたD氏の解釈を
一部修正し引用します。原典は「ロイヤル英文法」P.552

 ~引用開始~
 >「条件説が現在も変わらない事実と反対のことを仮定し、
 >帰結節が過去の事実の反対のことを表すときは、
 >条件説の動詞は仮定法過去、帰結節の動詞は
 ><過去形助動詞+完了不定詞>になる」
 ~引用ここまで~

 この解説にならって当該文章を訳すと要旨はこうなる。
 「もし開くことが出来なければ、鍵を壊さざるを得なかった」(反実)

 仮定法は基本的に反実仮想だから、単純に事実を書くとこうなる。
 「開くことが出来た[出来る]ので、鍵を壊さなかった」(事実)
 この和訳が示す通り、HBKのスーツケースは施錠されておらず
 TSAが開ける事が出来た(事実)から、鍵が壊されなかったのだ。

 以上

確かにこの解釈は私の場合は当てはまります。

私のスーツケースは、コンダクターの方の注意に従い
鍵をロックしておりませんでしたので、
TSAは易々と私のスーツケースを開いて検査を完了したことと思います。
私の場合は、これでもよいのです。

でも、中には鍵を壊された人もいるわけです。ここが重要です。

その人にとっての事実は、
「バッグが施錠されていて開けられなかったから、TSAが鍵を破壊した」です。
もし上記の文を仮定法的に解釈すると、
鍵をぶち壊された人に対しての通知としては
事実と真逆の内容となってしまいます。

仮定法の和訳だけで考えると一見良さそうに見えますが、
仮定法の要諦はその仮定の裏にある事実も含めて理解する事だと私は思います。

ですから、この従属節はやはり「時と条件を表す副詞節」として
解釈すべきではないでしょうか。
その条件判定が過去に(Because節と一致するタイミングで)行われたわけです。

 ※見方を変えると、本文においては、時制の一致が、
  時と条件を表す副詞節よりも文法的に優先されているとも考えられます。

この理解に基づきこの文章をかいつまんで訳しますと、
「鍵が掛けられていた為に、もしTSAがバッグを開けられなかったとしたら(条件)、
TSAはバッグの鍵を壊さざるを得なかった可能性がある」
となり、鍵を壊された人とそうでない人両方に対して
意味を持つ文言として解釈できます。

この一節を見て、
鍵を壊された人は、「なんてことをしやがる!」とブチ切れるかも知れないし、
鍵を壊されなかった人は「えー、ついてないなぁ…」とでも思うでしょう。

なお、このスリップが私のような
「手作業検査を受けたが、鍵が開いていたので鍵を壊されなかった人」
のみを対象にした文書とは考え難いです。
なぜなら、この文章の趣旨は、あくまで
「預け荷物に手作業での荷物検査を行ったことの通知」であり、
「鍵を壊されたかどうかや、それに対する謝罪」ではないからです。

ところで、この文章の主節の"may have been forced to break~"という部分で、
なぜ"may"が使われているかに関しても少し議論が起きましたが、
私はこのmayの使用は「鍵の破損という発生しうる結果に対して、
TSAが破壊したからというひとつの原因を、
確定的なものではなく可能性レベルとして示唆する為」であり、
言い換えれば免責を意図したぼやかし表現であるとみています。

なぜなら、鍵が破損した原因は他にもあり得るからです。
例えば、輸送中のガタつきで壊れたとか、ルパンみたいな泥棒が
TSA職員に紛れ込んで壊したとか色々あります。

つまらん冗談を申しましたが、実際問題として
鍵の破損に関して、may(助動詞)を使わずに「TSAの責任です」と
迂闊に事実認定してしまうと、TSAは余計な損害賠償を請求されかねません。
(無論、このスリップの別の部分にnot liable for~という文言もあります)

このmayは丁寧表現では?というご意見も勉強会の中でありましたが、
TSAのdiplomaticな意図はそうではないのではと私は踏んでいます。

私の今のところの見解は以上になります。

TSAが文章に仕掛けた鍵は正しく解けたでしょうか。
それともお粗末な解釈でブチ壊してしまったでしょうか。

「違うだろうバカたれ」など、アツい反駁をお待ちしております。

見落としがちな差異

The meeting was scheduled on Wednesday.

この文章、どう訳しますか。

(A)「その会合は水曜日に企てられた」→とある水曜日に誰かが企画した
(B)「その会合は水曜日に予定されていた」→会合が水曜日に開催予定だった

口語ならどっちでもイケそうですが、厳密には多分(A)が正解です。

おそらく、ここは日本人学習者があまり気にしないポイントです。
私もそうでしたが、ここ最近で気にさせられる切っ掛けが
いくつかありましたので殊更に記事にしてみました。

数か月前のTOEIC公開テストで、
"be scheduled for +日時"というフレーズがパート7で出ました。

このforの用法も盲点です。

私の記憶では、テスト直後のTBRの中で「このforがあると、その日時で
(主語に入る)イベントが予定されているというニュアンスになる」
との飛び入り解説がありました。

あぁ、なるほどと思いました。

でも、このforの用法そのものは私は知っているんです。
なにに得心したかというと、この知識は前置詞の使い分けと
英文解釈の判断要素として役立てられそうだという点にです。

このforの用法があるがゆえに、
冒頭の英文はその差異として(A)の意味で解釈されるべきであり、
(B)のニュアンスを正しく出すためには、onではなくforを使うべき
ということが言えるわけです。

素人の私にはアカデミックな論究など到底出来ませんが、
一介の上達を目指す英語学習者が日々すべきことは、
こういうちょっとしたレベルの理解の積み重ねです。

もし何か間違っていたら、気づいたときに直せばよいと思います。

さらに話を進めましょう。こんな違いも興味深くありませんか。
(C)The meeting has been scheduled for Wednesday. 
 「(これまでのところ)その会合は水曜日に予定されている」→○ OK
 ニュアンス:水曜日に予定されているという状態が現在まで続いている。

(D)The meeting has been scheduled on Wednesday.
 「その会合は水曜日に予定された」→× 不適
 水曜日という時の一点を示す表現は、現在完了形とは馴染みません。
 この意味を出すなら冒頭の英文がベターです。

ここで分かる事は、(C)(D)それぞれの副詞句は
互いに文への関与の仕方が全く違うという事です。

(C)のfor Wednesdayは文章の本動詞の時制を特に拘束していませんが、
(D)はon Wednesdayは典型的なtime indicatorですので、
本動詞に対して時制の呼応を要求しています(過去形=OK、現在完了形=不適)。

だからといって、この意味のfor+日時がどの時制とも噛み合うとは限りません。
例えば(C)の文のfor Wednesdayがfor (the) last Wednesdayだったら、
(やや不自然ですが)本動詞は過去形か大過去にしなければならないでしょう。

(E)The meeting had been[was] scheduled for (the) last Wednesday(, but it was canceled).
「その会合は先週水曜日に予定されていた(が、中止になった)」

このfor+日時の時は、時系列的に本動詞の時より未来でないとヘンになります。
文法的にというよりは四次元世界的にヘンな文が完成してしまいます。
試しに(E)の英文のbut以下を取り除いて、本動詞にisを入れてみてください。
どう頑張っても訳せないヘンテコな英文が出来上がります。

ちなみに、ただ単にlast Wednesdayにしたら、onが省略されたと解釈され
先週水曜日に計画された(水曜日開催ではなく)という意味になってしまいます。

…私はもう英語の迷宮に迷い込みそうですが、
実戦で小難しく考える必要はありません。
このforを含む英文、確かメジャーフォームの中だったので
来年の3月あたりにまた出るかも知れません。

正しく文章を読み解き、正解をゲットしましょう。

PS
余談ですが、このforと相性が良いのはscheduleだけではありません。
arrangeも同様にforと合わせて使われるようですので、覚えておきましょう。
知る人ぞ知る「全方位シリーズ」に出ていましたから、間違いありません。
本記事の中で正しい情報はPSの中だけかもしれない。

2012.9TOEIC勉強会について

去る日曜日、都内某所にてTOEIC勉強会を共同開催致しました。
(「あんな日に」ご参加頂いた奇特な皆様に心より敬服致します!)

二度目の講師役、非常に楽しいひとときでした。

今回の参加者は、平均スコアが約900点という
なんとも異常な集団でしたが、皆様が本当に前向きな姿勢で
お話を聞いてくださったので、リラックスして講義に臨めました。

勉強会後の懇親会でも、皆様のTOEICへの想いや考えに触れる事ができ
大変有意義なものとなりました。

でも、絶対に更に良い会に出来ます。

日々の学習の中で、私自身が更にTOEICの事を知って、
本番で誰もが使えるスキルを考案することに加え
今回の会で得られた経験や気づき、反省点をフル活用して
今後の勉強会の中でぶちまけていきたいと思います。

今回のセミナーはクローズドでしたので、
あまり色々語ってしまうと、ホスト講師であるK氏に
分厚い韓国模試でつつかれそうですので
これくらいにしておきましょう。
プロフィール

HeadbuttK

Author:HeadbuttK
(略称:HBK)
崖っぷち会社員。

TOEICマニアです。
TOEIC990点を28回取得。

一応英検1級も取得。

謎団体「チーム寺子屋」所属

twitterでも同じHNで頻繁にTOEIC絡みの事を呟いてますので同志の方は何卒フォローをば。

☆TOEIC戦績☆
---昔---
01回:710(345/365)
02回:825(450/375) IP
03回:870(480/390)
04回:800(415/385)
05回:890(450/440)
---2011年---
06回:915(480/435)
07回:960(495/465)
08回:950(485/465)
---2012年---
09回:955(495/460)
10回:970(490/480)
11回:970(495/475)
12回:975(495/480)
13回:960(495/465)
14回:985(495/490)
15回:990(素点97/98)
16回:990(素点98/99)
17回:985(495/490)
---2013年---
18回:985(495/490)
19回:960(495/465)
20回:985(495/490)
21回:970(495/475)
22回:985(495/490)
23回:990(全問正解!)
24回:955(495/460)
25回:980(495/485)
26回:970(495/475)
27回:975(485/490)
---2014年---
28回:985(495/490)
29回:990(素点98/100)
30回:990(素点98/100)
31回:985(490/495)
32回:990(素点99/99)
33回:990(素点98/100)
34回:985(495/490)
35回:980(490/490) IP
36回:990(素点98/100?)
37回:990(素点99/99) IP
38回:990(素点99/100?)
---2015年---
39回:990(素点98/100?)
40回:990(素点98/99?)
41回:985(490/495)
42回:990(素点98/99) IP
43回:985(495/490)
44回:980(495/485)
45回:990(素点100/99?)
46回:990(素点99/98?)
47回:985(495/490)
48回:990(素点98/100?)
49回:990(素点100/99?)
---2016年---
50回:990(素点99/99?)
51回:990(AM全100%)
52回:990(AM全100%)
以上、2代目TOEICとの戦績
以下、3代目TOEICとの戦績
53回:990(素点99/97?)
54回:985(495/490)
55回:990(未検証)
56回:980(495/485)
57回:990(素点99/99?)
58回:990(素点95/97?)
59回:980(495/485)
---2017年---
60回:990(素点97/96?)
61回:980(495/485)
62回:980(495/485)
63回:990(素点99/98?)
64回:990(素点97/96?)
65回:990
66回:申込済
67回:申込済

☆英検1級戦績☆
6勝4敗4分
CSE2.0(戦闘力)2831
凡例:HBK得点/合格最低点
   1次   2次
01回:077/79|1次敗退
02回:071/81|1次敗退
03回:080/78|071/60
04回:072/81|1次敗退
05回:084/78|054/60
06回:092/78|081/60
07回:088/78|敵前逃亡
08回:087/80|066/60
09回:075/77|1次敗退
10回:093/83|064/60
11回:093/82|052/60
以下、CSE2.0導入後戦績
合格最低スコア(一律)↓
1次:2028 2次:602
   1次  2次  計
12回:2195|636|2831
13回:2190|584|2774
14回:2192|602|2794

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